私はニューヨークに在住中、カナダのトロント大学に在学中に多くの留学生を街中で見かけました。それだけではなく、帰国した留学生の方々とも何人か見てきました。一言で言えば、その9割は英語を学ばずに帰国している衝撃事実でした。
それは、カナダで個人英語教師を務めた経験のある友人にも話しを伺った事があります。「ほとんどの留学生はカナダに来て英語ではなく、日本語の勉強をしている」と話していました。
主な原因が、留学先の語学学校には多くの場合、日本人がいることです。場合によってはクラスのほとんどが日本人なのです。そして、最初のうちは異国の地で不安がいっぱいです。英語も通じません。どうやって生活したら良いかも分かりません。そこで、海外に来ても日本人の友達を作る傾向にあります。
実際によく見られる傾向とは、留学先の語学学校のクラス内では日本人は日本人で固まり、韓国人は韓国人で固まるというように、それぞれの人種で固まってしまうということです。
また、語学学校のあるメジャーな学校には日本人が住みやすいような環境になっていることが多く、例えばニューヨークには日本の書店や食品店、カラオケ店などがあります。また、テレビでは日本の番組も見られます。授業が終わったら遊びに行くときは日本人同士で遊びに行き、家に帰ったら日本食、日本のTV番組を見る人もいます。ニューヨークに住んでも、ある程度は日本と同じような生活ができます。
英語を勉強する為に留学をしても、もともとある程度英語ができないと現地の人と会話できないため、練習もできません。さらに韓国人、中国人、南米人など、他の国の留学生の方もたくさん友達になれますが、まったくゼロのまま現地に行っても難しいこともあります。
もともと片言でも喋れたら、最初に語学学校で出会う様々な国の人たちと友達になれますので、友達とお互い教えあって楽しく語学力アップすることができます。留学する前に、ある程度日本でできる文法や発音、自宅でできる努力を積んでから現地に行くほうが良いです。
そうでなければ、日本でできることなのにも関わらず、結果的に日本の参考書を使って英文法を現地の自宅で勉強することになるからです。そうしているうちに、どんどんと留学期間が過ぎていくので現地でしかできないことへの時間が減ってしまいます。
現地に留学して日本人だらけの場合でも、英語学習に熱心な他の国の人々や、無理してでもネイティブの先生、また現地の人と話す練習をすることが大切です。また、同じ日本人でも留学の先輩で英語勉強に熱心ならば、色々と教えてもらえることもあり、また人によっては日本人同士でも英語で話してくれる人がいるので、そのような方とは友達になると良いでしょう。
少数ではありますが、日本人留学生の中でも日本人同士で固まることを避けて、なるべく英語に触れるように熱心に勉強する方もいます。それ以外の9割に人々は遊んで旅行して、英語を学ばず帰国するだけの可能性が高いです。ただ、そこで英語は十分に習得できなくても旅行などが楽しめるので決して無駄とは言い切れません。
日本人のグループを避けて、ぬるま湯から一歩でるのは勇気がいることです。しかし、留学も有効に活用すれば大きな力が付き、日本では体験できないような語学学習以外の体験を味わうことができるのです。英語を知れば知るほど現地での行動範囲が増えるからです。
最後に油断してはいけないのは、帰国後に英語力を維持する事です。いくら、小さなころから英語学習をしても、幼いころからアメリカで過ごしても、大きくなってから英語を完全に忘れている事例は多くあります。
英語を維持するには、英語を使う仕事やネイティブが集まる場所へ行くか、または英会話スクールへ行くなどの方法がいくつかあります。帰国した後は、英語を維持しながら向上させることが大事です。個人差はありますが、留学期間によっては期間的に不十分な事例もあるので、日本国内でフォローアップ学習をすることもお勧めです。
つまり、旅行や遊びではなく英語が流暢になりたいために留学をするには、しっかりとした計画が必要なのです。
1)留学先を徹底的にリサーチすること。治安は良いですか?日本人は多いですか?住みやすいですか?などと疑問を持ってみる。
2)ある程度、日本でできる文法の勉強などの下積み努力をして基本的な英語力をつける。余裕があれば少しの期間、英会話スクールに通うことも良いでしょう。
3)現地では日本人のグループはなるべく避けて、現地の人、世界各国の留学生と友達になる努力をする。
4)帰国後は英語力を維持しながら向上させるための努力を続けること。
1つの語学を習得し、一生使いこなすことは大変なことでもありますが、計画的に留学をすれば、語学力だけではなく思い出も一生の宝物になります。
『英語の名言・格言なら「夢をかなえる英語の名言」 by Kuni Yamazaki 』
http://eigonomeigen.kuniyamazaki.com/ アーティクルリソース:http://www.infomake.org/
|