今だから言える失敗話をしちゃいますよ。
過去に視覚障害者業界にいたときのお話。
■お客さんの考えを無視した罰
「いや、これ出しちゃマズイんじゃない!!」
社内の開発メンバー内での話。
実はWindows Vistaのリリース時期にあわせて、スクリーンリーダー(視覚障害者向けの画面読み上げソフト)をリリースしないといけなかったから。
ナゼ、Windows Vistaのリリース時期にあわせないといけなかったのか?
それはマイクロソフトとパートナーシップを組んでいて、なぜかそういう話になっていたんです。
つまり、マイクロソフトの意向にあわせて作ったというのが正解。
お客さんの考えはまったくなかったんです。
実はWindows Vistaがリリースされる前に評価版を渡されていて、それでスクリーンリーダーの動作検証をしていました。
いや〜、まともに動かない動かない・・・
しかも、遅い遅い・・・
なんでこんな手のこんだWindowsにしたの?
と思ったくらい。
結局、Windows Vistaの問題なのか、スクリーンリーダーの問題なのかも分からない状態です。
「いや、これ出しちゃマズイんじゃない!!」
でも、Windows Vistaのリリース時期にあわせて、こちらもリリースしないとイケナイ。
ちなみに、その同時期リリースの約束は私はしていません・・・
もちろん、リリースはしましたが、売れません・・・
■商品を愛してはイケナイ
技術を持った会社が陥りがちなワナ。
とくに技術職の人は、技術を売ってナンボ。
ただ、その技術が市場に受け入れられるかは・・・ムズカシイ。
技術職の人は、どうしても市場のお客さんと離れてしまうので、その人の声が届きにくいワケです。
また、高い技術を持っていればお客さんに支持されるのか・・・残念ながらそうはいきません。
たとえば、マクドナルド。
ハンバーガー業界ではトップシェア。
ちなみに2005年の古い情報ですが、
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1413003294
に代表店舗のシェアがアップされています。
ここで考えて欲しいのが、
「シェアがトップだから品質、サービス、味がトップなのか」
さて、どうでしょう。
他にもユニクロ、牛丼チェーンなんかどうでしょうか。
品質が最高だから、トップシェア・・・じゃないですよね。
つまり、シェアと品質は比例しないことが多いんです。
じゃあ、何がシェアを決めるのか?
財力やブランドでシェアが決まる?
でも、これらはトヨタのように古くからある企業じゃないとムリでしょう。
そしたら、何?
お客さんに受け入れられるサービスや商品があったから。
つまり、商品やサービスにあわせてお客さんを見つけたのではなく、お客さんが要望しているモノにあわせて商品やサービスを作った。
「商品が先か、お客さんが先か」
この2つのどちらを先にするかによって、商品が売れるか売れないかが分かれるのです。
最初の話に戻り・・・
スクリーンリーダーをリリースするときは、
「商品が先にありマイクロソフトの意向にあわせて、Windows Vistaのリリース同時期に発売した」
そして大失敗。
ここにお客さんの考えがどこにもなかったんです。
「商品を愛してはイケナイ」
もちろん、これも重要だけど、こればかり溺愛すると・・・
あなたの商品が売れないと思っていたら・・・
・商品を愛しすぎていませんか?
・お客さんはまったく欲しがっていない商品じゃないですか?
売り手と買い手のギャップ。
あなたの商品はどうですか?
--コピーライターになるための目標日記--
発行者:荒井一浩
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